華・計算ミスを減らす

華とじぃじの中学受験

6年生になってから1ヶ月程が過ぎ、朝の散歩も汗ばむようになりました。

華の100ます計算のスコアも順調に伸びて、100秒まで縮めることができるようになりました。

じぃじは道場の壁に模造紙を貼り、毎日のスコアを折れ線グラフにして記録してくれます。

横軸が日付で、縦軸がスコアです。

色の付いた丸いシールを買ってきて、その日のスコアでシールの高さを決めて貼り付けます。

初日のスコアは400秒ですから、初日のシールの高さは40センチ。そこから1ヶ月かけて、高さ10センチまでスコアを縮めることができました。スコアは右肩下がりで少しずつ下がってきました。

この1ヶ月、毎日100ます計算を解いてきた華は、じぃじに尋ねます。

「じぃじ、スコアって、計算ミスした時にガクンと悪くなるよね」

じぃじはそれを聞いて「ニヤッ」と笑いました。

「そうだ。よく気づいたな。本番も同じ。計算が早いことよりも、間違えないことの方が大事なんだ。1問間違えるとな、それを取り戻すのに10秒かかると考えるんだ。スコアを良くしたければ、間違いを減らすんだ。華はここ1ヶ月で間違いが減ってきたから、スコアが良くなってきたんだよ」

華は100ます計算で計算ミスをしないように工夫するようになりました。桁上がりがあるときに間違えやすい、7と5が絡むと間違えやすい、そんな感じでミスしやすいパターンを覚えておいて、そのパターンが出てきた時に注意するようになりました。

焦っていると間違えやすい、気持ちが落ち着いていないと間違えやすい、体調が悪いとガタガタ・・・、そんな感じで、その日の気分によってもミスしやすいパターンがあるという事も分かりました。

華は100ます計算でほとんどミスをしなくなりました。でもどうしても、100秒の壁を越えることはできませんでした。

はな は 100ますけいさんで ミス を しなくなった!
はな は 100びょうのかべ に ぶちあたった!


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