その7 試験とは(3) 対策を立てる

二華中への道

ポイント

  • 動機的原因を追究する
  • 動機的原因の対策こそ親の仕事

動機的原因を追究する

長男の弱点の傾向をまとめると、以下のようになった。

(a)計算や漢字のミスが多い、早とちりでよく確認をしない
(b)問題文をよく読まず、出題者の意図に沿わずに解答してしまう
(c)集中力が続かず、長時間の勉強ができない、嫌になるとマンガやゲームに逃げる
(d)作文が下手、やっつけ仕事をする
(e)文字が汚い、自分が読めればいいと思っている

これらの弱点に対して、それぞれ以下のように対策を立てた。

(a)計算や漢字のミスが多い、早とちりでよく確認をしない

100ます計算5種類、漢字100問を毎朝実施し、スコアをつけた。

スコアのつけ方だが、1問の誤りが大きく響くようなスコア算出方法を採用した。例えば時間が90秒かかったとしたら、スコアの計算の際、1問の誤りにつき10秒加算して算出するようにした。つまり早いだけではダメで、正確でなければならないのである。

スコアはスケジュールボードに折れ線グラフの形で記入して行ったので、早くて正確であれば、グラフはだんだん右下がりに下がっていく。その様を毎日確かめさせた。

100マス計算については↓こちら↓をご参照下さい。

100マス計算
「100マス計算」の記事一覧です。

(b)問題文をよく読まず、出題者の意図に沿わずに解答してしまう

マーキングを徹底させた。マーキングとは、問題文を読む際、正解を導くために必要な情報にアンダーラインを引くことである。これは徹底して指導した。

問題文をお客様からの要望書だと思えば、要望を無視した製品を作ったり、要望を無視したサービスを提供するなどということは絶対に許されない(そんなことをやったら報酬を頂けない)。

だから要望書を読む時には、お客様の意図となる部分にアンダーラインを引く、つまりマーキングしながら読むのである。それは試験においても全く同じなのである。

(c)集中力が続かず、長時間の勉強ができない、嫌になるとマンガやゲームに逃げる

前述の100ます計算5種類+漢字100問で集中力を高めることができる。集中力が高まれば長時間の勉強は苦にならなくなる。

100ます計算+漢字100問に加えて、勉強に不要なマンガやゲームは封印、あるいは捨てさせた。 大好きなものを止めさせるのは、子供から反発を受けること必至であるが、社会を見てきた親が言葉を尽くして説得するのである。

例えば「今夢中になっているデュエルマスターズは、10年後のお前に何を残してくれるんだ?」これに答えられる小学生はいないだろう。

説得材料としては、夢も大事である(夢に関しては「その10 夢を持たせよう」で詳しく述べようと思う)。

とにかく、勉強に集中できる環境を整えること。マンガやゲームはやはり、受験には不要なのである。

(d)作文が下手、やっつけ仕事をする

二日おきに作文を書かせ、採点して翌日書き直し。このプロセスを何度も繰り返した。

自分の苦手なテーマだととにかく筆が進まない。そんな時は自分の得意分野、書きやすい分野にうまく話を持っていく方法を指導した。

ただし字数稼ぎに走ったり、「もういいや」と言わんばかりにテキトーな文章を提出した場合は厳しい態度で接した。

やっつけ仕事は、社会には絶対に通用しないのである。

(e)文字が汚い、自分が読めればいいと思っている

文字が汚い、読めないものは容赦なく×にした。

社会に出たときに、お客様に汚い文字を見せられるだろうか?お客様を採点者と考えたら、採点者に汚い文字を見せられるだろうか?自分にしか読めないような文字で、相手に伝わるだろうか?

「見ていただく」「読んでいただく」 そのような気持ちにならないとダメ。これは何度も何度も、繰り返し繰り返し指導した。

動機的原因の対策こそ親の仕事

動機的原因を発見し対策する。この作業を塾や家庭教師に任せられるだろうか?

大勢の生徒さんを抱える塾では、どの子にも当てはまる対策はできるであろうが、自分の子にしか当てはまらない対策は難しいだろう。

同様に、週に1、2回しか来ない家庭教師に、毎日のきめ細かいフォローもやはり難しいと思う。

生まれた時から一緒にいる我が子だから、親はいい所も悪い所も知り尽くしている。動機的原因の対策は人任せにせず、親の仕事と思ってやるべきだろう。

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